第十九品 法界通化分(だいじゅうきゅうほん ほっかいつうけぶん)
「須菩提よ、意においていかに。もし人有りて、三千大千世界に満たすに七宝を以って用いて布施せんに、この人はこの因縁を以て、福を得ること多きやいなや。」「かくの如し、世尊よ。この人はこの因縁を以って、福を得ること甚だ多し。」 … 続きを読む
「須菩提よ、意においていかに。もし人有りて、三千大千世界に満たすに七宝を以って用いて布施せんに、この人はこの因縁を以て、福を得ること多きやいなや。」「かくの如し、世尊よ。この人はこの因縁を以って、福を得ること甚だ多し。」 … 続きを読む
「須菩提よ、意においていかに。如来に肉眼有りや、いなや。」「かくの如し、世尊。如来に肉眼有り。」「須菩提よ、意においていかに。如来に天眼有りや、いなや。」「かくの如し、世尊。如来に天眼有り。」「須菩提よ、意においていかに … 続きを読む
その時、須菩提は仏に白(もう)して言わく、「世尊よ、善男子・善女人ありて、阿耨多羅三藐三菩提へ心を発するに、云何(いか)んがまさに住すべきや。云何(いか)んが其の心を降伏すべきや。」仏は須菩提に告げたもう、「善男子・善女 … 続きを読む
その時、須菩提は、この経を説きたまふを聞きて、深く義趣を解し、涕涙悲泣して、仏に白(もう)して言わく、「希有なり、世尊よ。仏は是く如き甚深の経典を説きたもう。我れ昔よりこのかた得たる所の慧眼をもて、未だ曾(かつ)てかくの … 続きを読む
その時に、須菩提は仏に白(もう)して言わく、「世尊よ、まさにこの経を何と名づけむ。我ら云何(いか)に奉持すべきや。」仏は須菩提に告げたもう、「この経は名づけて、金剛般若波羅蜜と為す。この名字を以て、汝はまさに奉持すべし。 … 続きを読む
「須菩提よ、恒河の中のあらゆる沙(すな)の数の如き、是くの如き沙と等しき恒河ありとせんに、意においていかに。この諸々の恒河の沙は寧ろ多しと為すや、いなや。」須菩提言わく、「甚だ多し、世尊よ。ただ諸々の恒河すら、なほ多く無 … 続きを読む
仏は須菩提に告げたもう、「意においていかに。如来は昔然燈仏(ねんとうぶつ)の所に在し、法において得る所有りしや、いなや。」「いななり、世尊。如来は然燈仏の所に在りて、法において実には得る所なし。」「須菩提よ、意においてい … 続きを読む
「須菩提、意においていかに。須陀洹は能くこの念を作し、『我れ須陀洹の果を得たり』とするや、いなや。」須菩提言わく、「いななり、世尊よ。何を以っての故に。須陀洹は名づけて入流と為せども、しかも入る所無ければなり。色・声・香 … 続きを読む
「須菩提よ、意においていかに。もし人三千大千世界を満たす七宝を以って布施に用(もちい)んに、この人の得るところの福徳は、寧(むし)ろ多しとなすや、いなや。」須菩提言わく、「甚(はなな)だ多し。世尊よ、何を以っての故に。こ … 続きを読む
「須菩提よ、意においていかに。如来の阿耨多羅三藐三菩提を得るに、如来の説くところの法有りや。」須菩提言わく、「世尊よ、我れ仏の説く所の義を解する如くんば、定(さだ)んで法にして阿耨多羅三藐三菩提と名づくるものは有ること無 … 続きを読む