縁起島(えんぎとう)へ上陸
どれほどの時が流れたのか分からないころ、ひんやりとした風が大悲の頬をそっと撫でた。大悲はゆっくりと目を開いた。自分が巨大な蓮の花の上に横たわっていることに気づく。上体を起こして周囲を見渡すと、視界の果てまで一面の蓮の海が … 続きを読む
光幻境(こうげんきょう)へ
洞窟の出口を出た途端、大悲と多智はまず、目を開けていられないほどの刺すような強い光に襲われた。二人は思わず目を細めながら、数歩だけよろよろと前へ進んだが、すぐに、自分たちが眩い白光のただ中に立ち尽くしていることに気づいた … 続きを読む
仏幻境(ぶつげんきょう)へ
善門を抜けても、まだ大悲の胸には魔宮の影が揺らめいていた。彼女は一刻も気を緩めるまいと心に決め、足を止めずに先を急いだ。 どれほど歩いただろうか。やがて、大悲の前に、無数の山洞と粗末な茅葺きの小屋が姿を現した。金碧輝煌な … 続きを読む
我が修行の道 第14話閉関修行 (2of2) — 心身の転化と広州での覚醒
チベットから戻ってから、生理的な転化が比較的強くなりました。最も辛かったのは喉部の気脈の開通と転化でした。寝たきりになり、全身に力が全くなく、話すことも食べることもできません。水を飲んでも鋼刀で喉と食道を切られるような感 … 続きを読む