第六品 正信希有分(だいろっぽん しょうしんきうぶん)
須菩提は仏に白(もう)して言わく、「世尊よ、すこぶる衆生の有りて、かくの如き説章句を聞き得て、実信を生ずるや、いなや。」仏は須菩提に告げたもう、「是の説を作(な)すこと莫(なか)れ。如来の滅後、後の五百歳に、戒を持し、福 … 続きを読む
須菩提は仏に白(もう)して言わく、「世尊よ、すこぶる衆生の有りて、かくの如き説章句を聞き得て、実信を生ずるや、いなや。」仏は須菩提に告げたもう、「是の説を作(な)すこと莫(なか)れ。如来の滅後、後の五百歳に、戒を持し、福 … 続きを読む
「須菩提よ、意において、いかに。身相を以って、如来を見るべきやいなや」「いななり。世尊よ。身相を以て如来を見る事を得べからず。何を以っての故に、如来の説きたまえるところの身相、すなわち身相非ざればなり。」仏は須菩提に告げ … 続きを読む
「復た次に、須菩提よ、菩薩は法に於いて、応に住する所なくして、布施を行ずべし。いわゆる、色に住せずして布施し、声·香·味·触·法に住せずして布施するなり。須菩提よ、菩薩はまさに是くの如く布施し、相に於いて住せざるべし。何 … 続きを読む
仏は須菩提に告げたもう、「諸々の菩薩摩訶薩は、まさに寔くの如くその心を降伏すべし。『あらゆる一切の衆生の類(たぐい)、もしくは卵生、もしくは胎生、もしくは湿生、もしくは化生、もしくは有色、もしくは無色、もしくは有想、もし … 続きを読む
時に、長老須菩提は大衆の中に在り。即座に座より起ち、ひとえに右の肩を袒(はだぬ)ぎ、右の膝を地につけ、合掌恭敬し、仏に白(もう)して言わく、「稀有なり世尊、如来は善く諸々菩薩を護念し、善く諸々の菩薩に付囑したまう。世尊よ … 続きを読む
是くの如く、我れ聞けり。一時、仏は舍衞国の祇樹給孤獨園に、大いなる比丘衆千二百五十人と倶に在(い)たり。その時、世尊は食時に、衣を著け鉢を持し、舍衞大城に入り、食を乞う。その城中において次第に乞い已(おわ)り、本処に還り … 続きを読む