1、現代人は考える習慣があり、よく頭を使い過ぎて、心の中の気がかりが多く、エネルギーが頭部に集まりがちだ。そのため、打坐を始めたばかりのときは全身をリラックスさせるのが難しい。全身をリラックスさせる鍵は、心と脳をリラックスさせることにある。だから打坐を始めるときは、まず気を下に沈め、それから呼吸を整える。
2、打坐で呼吸を観じたり、念を観じたりするのは、考えることや思索することではなく、心で観ることだ。だからふつうは頭部の気を心輪の部位に沈めてから、リラックスして観を起こす。
3、打坐の仕方がとても上手い人でも、その気脈を観察すると、全身に退廃の気が満ちて沈みきっている人もいれば、気脈が乾いて艶がない人もいる。これらはすべて坐につく前の心の持ちように関係している。だから打坐の前には心の持ちようを整え、自分を愛情に満ち、喜びに満ちた状態にしなければならない。
4、打坐の前に食べ過ぎてはいけない。
5、坐っているとき以外の功夫も重視すること。ふだんは六根のエネルギーをできるだけ消耗させないようにする。食事や睡眠のときは、まず心神を内に収め、六根のエネルギーを体内に引き戻してから、リラックスして、はじめて食事をしたり眠ったりする。そうすれば体に贅肉がつきにくく、悪夢も見にくい。排便のときは本や新聞を読んではいけない。そうすると便秘になりやすく、痔もできやすい。心を静めてリラックスしてこそ、体内の残渣をより十分に体外へ排出できるのだ。実のところ、日常の「食べる・飲む・出す・寝る」という場面で、リラックスして静かに自然体でいることを重んじてこそ、打坐もより早く軌道に乗るのだ。